音のアトリエ Piu-motto ロゴ

適切な音楽教育を適切な時期に。脳科学が明らかにした音楽の力で、子供はぐんぐん伸びていきます。
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楽器のもつ教育力 ①ピアノ

2024.12.01

Piu-mottoのレッスン室Aのグランドピアノはスタインウェイ社製です。ヴィンテージものと云われるもので、世界水準のクオリティを誇ります。
やはり反応の良いピアノで練習すると、音色に対する感受性が育つ土壌となります。自分の指先のタッチで微妙に音色が変化する体験は、耳と指の協応を育てます。徐々に変化する強弱とか、立ち上がりの鋭さとか柔らかさ、粒のそろえ方、ペダルの踏み方が感覚的に学び易くなります。 アップライトピアノも、良い電子ピアノも無く、簡単なキーボードで練習しているケースですと、そこはかなり難しくなります。
また中学年以降、体力・筋力もついてきてベートーヴェンやショパンの雄大なスケールと繊細な美しさを追求するようになると、アップライトピアノでは物足りなくなり、グランドピアノが欲しくなります。「なぜか、自宅のピアノが弾きにくいんです、、、」とは高校生の男の子。このところドビュッシー、シューマン、ショパンに取り組んでいます。

どのような場合でも、ご家庭やお教室はもとより様々なピアノにたくさん触れることをお勧めします。持ち運びできないピアノは、どんな状態の楽器でも弾きこなすことをピアニストに求めます。個々のピアノの個性を活かす感性が育ちます。
次回は引き続き、楽器のもつ驚くべき教育力について、お伝えしたいと思います。(続く)

第41回発表演奏会 ~人に感動を与える演奏~

2024.09.28

今年も、調布のくすのきホールにて「夏の大きな発表会」を無事に終えることができました。
今回の参加者は50名となり、二部に分けたとはいえとても長いものになりました。最後まで聴いて下さった方々には、ほんとうに感謝です。

年々、生徒さんたちのレベルが上がっていることの一因が、先輩の演奏にあります。
「○○先輩が弾いたあの曲が弾けるようになりたい‼」という声が聞こえてくると、早速その先輩には伝えるようにします。自分の演奏が人に感動を与えた、という体験はなにか不思議な、神聖なものとして残るようです。
弾き手も聴き手もともに、得難い体験になります。

新企画「メカニック講座①」

2024.05.19

新企画「メカニック講座①」で集まった質問アンケートを、ご紹介します。

2023年度もいつも通り、3回の発表の機会を設けました。

4月にはレッスン室での「弾き合い会」、8月には大きなホールで個人の「ソロ演奏会」、2024年1月には小ぶりのホールで「アンサンブルとお楽しみ会」。今回のアンサンブルコンサート2024では新企画として、長年お世話になっている調律の村上武士先生をお呼びし「ピアノのメカニック講座①」を行いました。会に先立ち、生徒さん達には質問を募り参考にさせて頂きました。

意外な疑問、頷かされる疑問、みんなが知りたがっている疑問など、沢山いただき、当日は短い時間に全てを充分に扱うことはできませんでしたが、まずはここにアンケートの一部をご紹介いたします。

また、解答については内容を取りまとめ、随時ブログに掲載していく予定です。

グランドとアップライトの違いについて
  1. グランドとアップライトでどのような音の違いがありますか。 (T.M., M.K.)
  2. 普段は家のアップライトピアノで練習していて、レッスンなどでグランドの鍵盤が重くて弾きにくいときの改善方法はありますか。 (K.T.)
音の出る仕組みについて
  1. どうやって音が鳴っているのですか。 (M.S.) / ピアノの音の出る仕組みを知りたい。 (W.T.)
  2. ピアノの弦は切れないんですか。 (R.A.)
  3. 弦は何でできていますか。 (R.A.)
響き方について
  1. 材料が木とプラスチックでピアノの音に違いはありますか。 (M.I.)
  2. 先生のグランドピアノはなぜ高い音が響くのですか。 (H.S.)
  3. 先生のグランドピアノの屋根を閉じるのと開けるので何が違うのですか? (H.S.)
ペダルについて
  1. 一番左のペダルの役割はなんですか。 (M.S.)
  2. 三つのペダルはどのように使うのですか。 (M.K.)
ピアノの健康度と寿命
  1. アップライトピアノはメンテナンスをしてもらったら何年使えるのか知りたいです。 Y.M.
  2. ピアノが良い音や響きをしているかどうか、を確認するにはどうすれば良いですか。 S.T.
奏法に関して
  1. 小さい音を出したいときどのように弾くといいですか。 A.K.
  2. 同じピアノでも弾く人によって音が違うのはなぜですか。 M.I.

40周年記念

2024.02.25

2023年8月の大きな発表会は「40周年記念」でした。

今回の大きな発表会は教室開設から40回目、先代からのべにするとピウモットは50年の歴史を数えるまでになりました。そこで卒業生にも声をかけ、バリバリのキャリアウーマン、小さな女の子二人の優しいパパさん、現生徒さんのお母様、の3名の方々が出演してくださることになりました。

かつてと比べて飛躍的に成長された理解力、応用力、音楽性は当然のことながら、今回、短期間のトレーニングで思い出し、到達したテクニックと様式美は見事でした。これは子供時代に学んだものをベースに、お休みしていた年月の間に熟成されたものがあってこそ、と思わざるを得ません。

ピアソラ、グリーグ、ドビュッシー、リストと、レパートリーもそれぞれの個性にぴったりで、選曲も見事でした。会はヴァイオリンの部、ピアノの部と長時間にわたりましたが、最後までお聞きくださった皆様に、大きな感動をお届けできたと思います。

また、この舞台の上の子供たちも10年後、20年後にはこんなに堂々とした演奏をするようになる。受験や就職、結婚や出産を乗り越えて、再び音楽と真摯に喜びをもって向き合うことができる、という未来図が描けたように思います。

今回は結婚直後で、とか子供がまだ小さくて、という理由で出演されなかった方々。
来る50周年記念にはぜひ、ご参加くださ~い。

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