「都度決めレッスン」始めます
なかなか曜日や時間を固定できないけれど楽器をはじめたい、という大人の方のご要望にお応えして、毎月1回又は2回の1時間レッスンを、ご相談して決めることの出来る(都度決め)レッスンをはじめます。
詳しい料金は アクセス・料金 をご確認ください。
質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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4/8(土)に武蔵境駅近くにて演奏会を行います。
興味をお持ち頂けましたら是非お問い合わせください。
狛江教室にて、新たに水曜を開講日とします。
今お申し込みいただくとレッスンを受けたい時間帯のご希望が通りやすくなります。
お気軽にお問い合わせください。
開講日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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× | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
絶対音感の訓練は必要でしょうか
自分が出している音について、耳で正誤が判断できることは大きなアドバンテージとなります。一方で、音の高さや音色に関する識別能力には大きな個人差があります。
それは「生得的な能力」と「経験知」が積算されたものです。
絶対音感に関してはいろいろな調査がありますが、大雑把に言って4歳までに始めれば8割が身に付き、9才以降であれば2割しか身に付きません。
中には訓練無しに生まれつき絶対音感を持っていたケースもあれば、3才から始めても習得が難しかったケースもあります。
例えば、お母様に絶対音感があってお子さんに乏しかった場合、音程や打鍵のミスを指摘してもなかなか改善しません。むしろ馬鹿にされた、否定されたと感じてしまうかもしれません。
実は、ピッチ(音高・周波数)の精度には上限がありません。上には上が居ます。そのうえ耳の良さはピッチのみならず、和声や旋律、リズムやテンポ等の要素を総合したものになるので、実に複雑です。教師は個々の習熟度を見極め、徐々に要求水準を上げていきます。
すぐれた音感は楽器を演奏する上で大変有利ですが、それは全ての学びと同様、必ずしも直線的に成長するわけではなく、あるときふと正しい音程で歌えるようになったりします。
また音感が育つことで、音楽以外の領域でもこどもの世界を大きく広げる効果があるようです。Piu-mottoでは、音感教育は少しずつでも継続する価値があると考えています。
補足ですが、必ずしも絶対音感である必要はなく相対音感でも全く構いません。究極の相対音感は絶対音感につながりますし、むしろ相対音感が乏しい機械的な絶対音感のほうが問題です。正しいソルフェージュ、適切な音感訓練で活き活きとした音楽を育てましょう。
リズム感
ソルフェージュの学びで訓練するもう一つの柱が、リズム感です。
これも、「生得的な能力」と「経験知」が積算されたものとなり、非常に個人差の大きいものです。
「生得的な能力」としてはよく、ラテン系やアフリカ系の民族に、抜群のリズム感があるとか、日本民族には独特のリズム感やノリがあるとかいわれます。
そして我々は、心地よいリズムやキレの良いリズムに生理的な快感を、逆の場合に不快感をもちます。
リズム感と切り離せないのが拍子感です。音楽教育の現場では、リズム叩きとか、拍子歩き、といった呼び方で練習します。これらも判別能力がついていない場合、ミスを指摘しても子供の方に実感がありません。
Piu-mottoのレッスンでは、わらべ歌あそびやリトミックの粗大運動から始め、模倣で様々なリズムの体験を重ね、ソルフェージュの学びで応用力を開発していきます。
間違いを繰り返されると、聴いてる母もイライラしてきます
生徒さんのお母様から、ご相談を頂きました。
なにか注意すると、すぐ怒る。
「そのリズム違うでしょ」とか「いつも同じところを間違えているわよ」と指摘すると不機嫌になる。
さらにヴァイオリンの場合だと「音程が狂っているわよ」とか「弓が逆よ」、ピアノの場合は「指使いが違う」とか「オクターブ高さが違うわよ」と言いたくなることはよくあります。
同じ間違いを繰り返されると、音楽の素養のあるご家族ほど、イライラするかも知れません。
そんなときどうしたら良いでしょう。
こどもをよく見てください
お母様は先ず、そのミスに対して本人が問題意識を持っているかどうか、ミスを判別できているかどうかを客観的に見て下さい。
「もう大きいんだからそのくらいの事、わかっているはず」「まちがって何回も練習したら、かえって良くないんじゃないかしら」と言いたくなる気持ちを、一旦脇に置いて観察してみて下さい。
もし「そんな事は言われなくても判っている。さっきからうまくいかず苦労しているところなのに、お母さんは文句ばっかり!」
と憤慨しているのなら、それは子供にも一理あるわけです。
こどもが「やってみようかな」と思えるような具体的な提案、または「そこ、難しいよね。今度のレッスンで先生に相談してみたら?」という提案も有効です。
またもし「せっかく気持ちよく弾いていたのに、横から中断させられた!」と感じたのかも知れません。そんなときはまず、暖かく見守りましょう。
たとえば「楽しそうにのって弾いているから、お母さんまで楽しくなってきちゃった」と言われ時のこどもの誇らしげな顔‼
大好きなお母さんを楽しませることができたなんて、「すごいぞ自分‼」です。
そんな体験の共有があってこそ、アドバイスを聞く余裕がうまれます。
ミスの判別能力は徐々に育ちます
最初に育てたいのは、音楽を楽しむちからです。
もし、お母様のアドバイスに対してお子さんが「せっかくいい感じで弾いていたのに、横から邪魔して台無し!」と感じているのであれば、それももっともなところです。
それだけ音楽や演奏に没入できるなんて、素晴らしいことではありませんか。
昨今、過集中の問題が指摘されていますが、どの分野であれ才能なんてもとより過集中がなければ成立しません。ましてピアノやヴァイオリンの演奏に過集中できるなんて‼
小さなお子さんは自分の演奏を客観的に評価できなくて当然ですし、演奏を楽しむことの方がよほど大切です。自己認識のちからが育ってくると、徐々に集中のフォーカスをコントロールできるようになります。音楽の持つ「バランスを整える働き」を踏まえれば、過集中タイプは大きく成長する可能性があります。
一方で、音感やリズム感、微細運動や読譜のちからは意識的に育てていきたいので、ここでソルフェージュの学びが大切になってきます。
ソルフェージュについては、次回以降のブログで取り上げます。
今年の夏の大きな発表会は、弦楽器部門が前半、ピアノ部門が後半と二部に分けて基本、入れ替え制で行いました。また、例年テーマをもって行っていたアンサンブルは冬に移し、小さな生徒さんたちもなるべく大きな先輩の演奏が最後まで聴けるように組みました。
内容としては、演奏中にたとえアクシデントが起こっても、作曲するなり戻るなり飛ばすなりで流れを失うことなく、最小限のダメージで弾き切る演奏が見られました。
もちろん、間違えるとか判らなくなるとかのアクシデントは起こらないに越したことはありませんが、むしろ起こった時にどう立て直すか、の方が大切です。
自然な呼吸感のなか、その場で作曲してみせたのには感心してしまいました。
また、ジャズをひいた生徒さんの演奏は魅力的だったようで、こんどは「茶色の小びん」が弾きたいとかグレン・ミラー、デューク・エリントン、といった名前が出てくるようになりました。今年の冬のアンサンブル会には、ジャズが多くなりそうです。
年に一度の大きな発表会、今年は8月末に行います。それぞれのレパートリーをまずは8月一週目の舞台リハを目指して仕上げていきます。
夏はソロを中心にということですが、折角ですので大きいピアノの生徒さんたちは連弾リレー
にも挑戦します。ヴァイオリンの生徒さんたちは全員で「喜びの歌」を演奏します。
また社会人の、教室の卒業生も何人かお手伝いに来てくださいますし、演奏にも参加します。 お母様が卒業生の生徒さんもいらして、長く続けているからこそと、なんとも嬉しい限りです。
さあ、暑い夏に燃えるぞ〜🔥
年齢や習熟度に応じて、学びには優先順位がありますが、また個性によっても順番は異なります。
例えばゆっくりしか弾けなかったのに軽快に弾けるようになる場合も、弾き飛ばしていたのがゆっくり自分の音を聴きながら弾けるようになる場合もあります。
一般的な発達段階をふまえた上で個人の成長の特性を見極め、そこに最適な教材や言葉かけを積み重ねていくのが教師の仕事です。
目の問題、耳、手指、あるいは経験量の問題が解決されるときがあります。
短期記憶のちからがついて、パターン認識が出来るようになります。
自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知する、メタ認知が育つときがあります。
有り難いことに、レッスンを継続していると大人でも子供でも色々な要素の能力が徐々に育ち、あるときフッと弾けるようになる。
そんなとき、人間のもつ可能性、成長する力って有り難いなあ、と思わずにはいられません。
手遅れにならないように今、働きかけるべきか。あるいは成長・熟成を待つべきか。
これって教育の神髄ですね。
「東大生の8割はピアノを習っていた」という調査結果を考えてみます。
東大生がもっているであろう「頭と心と体をバランスよく使って努力する力」は、「何かに夢中になる力」のうえに育ちます。
Piu-mottoは、この二つの力を順序よく育てるのに、正しい楽器のレッスンが大きな役割を果たすと考えています。
何かに無我夢中になれるという「意志の力」は、自我が育つ基盤となります。
脳科学で云えば前頭葉の発達の第一段階であり、幼少期にまず育てたい力です。
そして、その基盤の上にバランスをとる自我の力が育ちます。
こんなふうに弾きたい、こんな曲が弾きたい、という意志があって初めて「ではどんな練習が必要だろうか」という段階に至ります。
ダイナミックな強弱の説得力、
速さがもつ快感、
メロディが歌う光景、
和声進行の機能美、
響きのもつ永遠性。
音楽の持つ多種多様な魅力を体験し、そこに自身の表現の喜びを見出す。
そんなふうに末永く音楽と関わっていけたなら、本望です。
今までのレッスン室Aとレッスン室Bに加えて、このたびレッスン室Cを開設しました。
広さやインテリアなどの関係で、より響きの良い弦楽器向けの空間に仕上がり、弦楽器の先生たちは大喜びです。
手ごたえを求めて無理な運弓をする必要が無く、まるでホールで弾いてるかのように気持ちがよいそうです。
また、余計なものを置いていないので、このところ人気のある、小さなお子さんのレッスンにはぴったりかも知れません。